Archive for 05 October 2005

05 October

証し 「トランスフォーメーション追っかけ記」

FGB大阪 向日惠哉

ハレルヤ
 ただ御恵みによって、主は、私のような者に、この半月余りの間、主にある素晴らしい日々、生涯で最高の日々を与えて下さいました。感謝です。
 9月16日の深夜、インターネットで翌17日から3日間、FGBジャパン第16回全国大会にジョージ・オーチスJr師が来られるのを知り、大慌てでメールで参加を申し込みました。かねて、トランスフォーメーションのことは所属教会の牧師に聞き、?のビデオと?のDVDを購入し、見て、胸を躍らせていましたし、ジョージ・オーチスJr師が、秋に来られる噂を聞き、是非お話を聞きたいと思っていましたので。
 その夜は、やりかけのことを済ましたり、FGBのことを調べたりで夜を明かしてしまいました。
 朝7時過ぎ塚本会長と辰巳さんとから相次いでメールが届き驚かされました。大会当日でとても忙しい筈の会長から、まさかメールが来るとは思わず、メールの扱いに不慣れな私は、別の名前のメールや、敬称も入れないメールを誤送するなどで、大きく手を煩わせてしまいました。にもかかわらず、もう70歳を越えようという私を受け入れ、温かく迎えてくださいました。
 何時もなら、教会の礼拝で、不謹慎にも寝てしまうことがよくある私ですが、寝不足の筈の私は、不思議にも全く眠気が差さず、ボブ・ビッグノールド氏と、ジョージ・オーチスJr師のお話に、ただただ大きく目を見張るばかりで、神様の御業の凄さと、厳かな終末を思わされ、主の臨在に圧倒されていました。3日とも出席でき、最後の日ですが、家内を連れて行くことができたのも感謝でした。
 この時、大きな疑問が残りました。トランスフォーメーションの起こった地域では、政治、軍事、経済などの危機的状況を突きつけられた教会・信徒が、これを起爆剤として立ち上がり、主の御業トランスフォーメーションが起こったと理解しました。しかし、我が愛する祖国日本にトランスフォーメーションをもたらすための起爆剤は一体何なのかということでした。それまで、リバイバルについて思い巡らしていて、強い終末信仰と、滅び行く人たちへの強い愛を育むことが、起爆剤になると思っていましたが、果たしてそうなのだろうかと。
 この集会で、9月30日から10月2日に、CBMC、FGB、北須磨牧師会でトランスフォーメーション集会があることを知り、CBMCに出席を申し込みました。
 翌々21日(水)の我が曙チャペルのビジョン祈祷会で、当教会の属するJEC(日本福音教会)でも、9月30日から10月2日の全く同じ日に、トランスフォーメーションの集会があることを知り、どっちも行きたいと思いました。私の頭の中を、マタイ13:44が駆け巡っていました。「天国は、畑に隠してある宝のようなものである。人がそれを見つけると隠しておき、喜びのあまり、行って持ち物をみな売りはらい、その畑を買う」。トランスフォーメーションは私にとって、「畑に隠してある宝」でしたから。
 30日のJEC堺福音教会の集会には、総勢400名、あるいはそれ以上が集まりました。午前、イアン先生が「トランスフォーメーションは、むなしくなることだ、十字架だ」と語られる迫力あるメッセージの中で、主が強く迫ってくださいました。午後、ヴニアニ先生のフィジーのトランスフォーメーションのお話、神様が地域に、御力を持って具体的に喰込んでくださるというお話の中に、強い聖霊の流れを感じました。堺福音教会で引き続き聖会があるので、そのまま残りたい気持ちと戦いながら、先に、申し込んでいた新大阪のCBMCの夜の集会に、まるで聖霊に酔った感じで向かいました。
 CBMCは、ワロ・アニ師(パプア・ニューギニア)、レイノルド・ボリ師(バヌアツ共和国)、それに実業家のアンドリュー・ヤングベリー氏(オーストラリア)の三人の講師でしたが、持ち時間が少なく、牧師お二人のお話は、あっという間に終り、物足りなさを強く感じました。でも、実業家のアンドリュー・ヤングベリー氏の熱の入ったお話し、神様が、事業に介入されたお話は、居並ぶビジネスマンに強い感動を与えました。
 翌10月1日午後のFGB聖会で、前半に立たれたバヌアツのボリ師は、「自分の罪が消し去られるように、悔い改めて立ち帰りなさい(使徒3:19)」と、私達に迫られました。バヌアツのトランスフォーメーションは、他の諸地域のトランスフォーメーションのように、政治、軍事、経済等の危機的状況から教会が立ち上がったものではなく、3年程前、主の示しに従い、ボリ師お一人が、ただ主に従って行動され、悔い改め、砕かれた心、一致を目指し、家庭の、教会の、そして地域の47教会の悔改めと一致を果たし、国を地域を巻き込んで主を求めた結果、主の御業、トランスフォーメーションが起こされたのでした。
 FGB聖会後半のワロ・アニ師は、トランスフォーメーションを求めるに必要な中心課題を語ってくださいました。強い渇きを持つこと、謙虚になること、一致すること、一つ思いで祈り合うこと、主よ来てくださいと祈ること、・・・・などなど。お話の中で「リバイバルが来ても、トランスフォーメーションが来ても最高のものはまだこれからと思い、神様に期待しなさい。」と云われたことと、フィジーのヴニアニ先生の言葉として引用された「トランスフォーメーションは神戸から大阪に行くようなもの。正しく切符を買い、正しい電車に乗り、正しく駅に降りれば大阪にいけます。」が印象的でした。
 ワロ師の熱い語り口に全員が引き込まれ、滅多に涙を見せない私が、何度涙を流したことか。最後に、時間をたっぷりかけて、全員主を求めて祈りました。百名に及ぶ人が涙ながらに主を求める熱い祈りに、県民会館の「福の間」は熱気に満ち、豊かな主の臨在で溢れました。この会の始めにFGB大阪の島村氏の素晴らしい証があり、全員大きなチャレンジを受けました。
 その夜、取って返して、気の進まぬ妻を連れ出し、我がJECの南大阪教会の、イアン師のミニストリーに出席しました。家の主人たるクリスチャンが「家庭の祝福者」となるためのミニストリーで、何と、妻の前で、耳の痛い話が続出しました。しかし、不思議なことに何故か感謝が込み上げました。とても耳の痛いメッセージ。でも、気の進まぬ妻を連れて来なければよかった、などという思いは不思議なことに起こらず、却って、連れて来てよかったと思わされました。妻も、トランスフォーメーションの恵みに預かれたのですから。そして、トランスフォーメーションのための、ピンポイントで突き刺す鋭いメッセージの中に、神様の深い御愛を感じたのでした。罪を示し、悔改めるべきことを示し、御前に砕かれ、謙虚になるべきことを示し、この、小さな愚かな者ですら、神様の御心を行う者として、応答者として立ち上がるべきことを神様は期待し、育んでいて下さると感じたのでした。
 次の日のJEC南大阪教会は、「青年のため」のミニストリーと予告されました。このとき私は、明日は、クライストチャーチ神戸に行くべきだとの思いが与えられました。日本のトランスフォーメーションためにバヌアツをもっと知りたい、日本で何をするべきかを知りたいと。
 10月2日、クライストチャーチ神戸では、午後から集会が2回あるので、礼拝は近くの名谷ルーテル教会で合同礼拝を持つとのこと。準備にお忙しい原田先生にわざわざ車でお送りいただき、名谷ルーテル教会の礼拝(バヌアツのボリ師がメッセージ)に出席させていただきました。ああ、北須磨では、トランスフォーメーションが動き始めたのかと、思いました。他教派と合同で礼拝を持つとは、まさに教会相互の和解の賜物と思ったからです。勿論越えねばならないハードルはまだまだあるとは思いますが。
 クライストチャーチ神戸の午後も、ボリ師のお勧めでした。ボリ師は、幼き日、ストリートチルドレンという悲惨な境遇の中から、奇跡的に救いに預かり、牧師宅で5年間の教育を受けて、伝道を始めました。
 2002年、神様からの示しを受けて、自ら悔改め、家族と和解し、近隣の教会から和解を始め、47教会の和解を進めて行かれたそうで、教会の和解が最も困難を極めたとのこと。御業を進めるに当って肝要なことは、日々主の足跡にしっかりついていくこと、自分のしたいことを前に置かないで横に置き、常に、神様の御心に添う計画を持ち実行すること、神様に働いていただけるための正しい準備をし、それを進めることです。そうすれば主が来られ、強い臨在が起こると語られました。「正しい準備」について尋ねますと、悔い改め、赦し、和解、一致、受入れ、祈り、断食、神様に聞く等であるとのことでした。また、一致には経済的支出、時間ロスなど多くの犠牲が必要だとも語られました。特に教会の和解を進める時は「腹を立てない」、「言い返しをしない」、「祈って主の御心に従う」など、自分を出さないことが大事とも仰いました。
 ボリ師の謙虚なお姿、そして核心を突いたお話、現実に、徹底的に主に従って御心を行い、主をお迎えしてバヌアツにトランスフォーメーションを呼び込んだ、まさに「主の器」と思わされました。日本のトランスフォーメーションのお手本と思わされました。
 最後にボリ師の按手の祈りがあり、出席者の殆どがこれを受けて上からの力を与えられました。
 クライストチャーチ神戸の最後はユースハーベストチャーチの若者のための礼拝で、ワロ・アニ師が、若者向けにトランスフォーメーションを語られました。ジョージ・オーチスJr師のトランスフォーメーション?はもう古い、?・?が待たれると、新しい動きも紹介されました。
この半月間で、都合7会場12集会を巡らせていただきました。素晴らしい「宝物」を私なりに確認させていただきましたが、次は自分の「持ち物をみな売り払」わなければなりません、「崖から飛び降りるつもり」で。チョッと大変ですけれど。

09:14:00 | president | | TrackBacks